ホメオパシー初めての治療

私が治療のために使う”戦略”のひとつがホメオパシーです

正式なホメオパシーの教育を受けたことは無いので、患者さんにはその旨伝えて試してもらうこともあります


ただ、診療で使うことは一年に一~二度くらいでしょうか
ほとんど登場しませんが・・・


ホメオパシーを知ったのは30年くらい前、上野圭一先生の「人はなぜ治るのか」からでした

また、実際に自分で試してみようと思ったのは、知人のKさんの健康雑誌に載ったホメオパシーの体験記事を読んだからです

Kさんはダライ・ラマの取材や翻訳をされている健康ライターです


そのKさんが取材の為にインドに行ったときのホメオパシー体験が雑誌に掲載されていました

※その記事がどう響いたのかはまたご報告するとして・・・


それを読んで試してみようと思いました


通販でも買える家庭用のキットを手に入れ、ハウツー本を読み…です


多分、興味のある方はまずそんな入り口から自分や、家族から試してみると思います


私の場合、当時まだ小さかった(幼稚園くらい)三男坊が「実験台」になってしまったのです


夜中に「頭が痛い」と突然言い出して、苦しそうにしました


様子をみるか?病院にいくか?鍼やってみる?

なんて心配しながらふと思い出したのが、買ったばかりのホメオパシーのキットです


奥さんとオーリングテストで息子に対して病院へ行く必要があるか?鍼治療が良いのか?などの質問を繰り返し、カラダのリーディングをしました 

そして、ホメオパシーのキットの中の一つのレメディーが有効であると反応しました

早速、痛みで辛そうな息子に飲ませました


多分、1分くらいだと思います


頭を抱えるように痛がっていたのですが、「ここが痛い」と首を押さえ始めました

また少し経って、今度は「背中がいたい」

腰が

おしりが

足が

かかとが・・・・・


だんだんと痛い箇所が下に下がっていくのです

ホメオパシーが効いている!

と実感しました


ホメオパシーの治り方の法則があって、その一つが

「上から下へ」

です

息子は最後に、足の指先をさして「ここが痛い」と言いました


これで治るかな???

そして、まさにその通りに痛みはどこかへ行ってしまったのです


あとはケロッとしている息子を見て、ホッとするやらビックリするやら~


その成り立ちや、効果や、日本でどうして普及しないのかなど、不思議なお話がイッパイのホメオパシーですが、一つの臨床例として心に残っています