オーリングテストをご存知ですか?~その1~

<オーリングテストとの出会い>

皆さんは<オーリングテスト>をご存知でしょうか?

 

「オーリングテスト、名前くらいなら・・・」

「指のチカラでカラダに合うモノが分かる・・・」

 

診療に来られる患者さんは、そうお答えになる方が多いのですが、一般にはほとんど認知されていないでしょう

 

私はこのオーリングテストを診断方法に取り入れています

 

オーリングテストがどのようなものか

私がどうしてオーリングテストを取り入れるようになったかを少しずつお話ししていきたいと思います

 

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鍼灸師として大事な事の一つに<診断>があります

西洋医学なら血液検査やレントゲン検査、おなじみの診断方法があります

東洋医学では問診、脈診、舌診・・すこし詳しい方ならお分かりになるかも知れませんね

この診断で西洋医学なら「病名」が、東洋医学なら「証」が決まります

それで治療法も決まるので診断が重要です

 

私は東洋医学の診断法は今では殆ど利用しなくなっています

それは、簡単で今まで以上に正確に出来るオーリングテストを使うようになったからです

 

二本の指のチカラの強弱だけで病気の原因、体調の悪い理由、食品やクスリなど体に影響がどのようになるのか?などが判断できるのです

 

 

<オーリングテストの出会い>

※人間のカラダには自分にとって有害なもの、そうでないものを見分ける力が備わっています
オーリングテストは筋肉の反射(力の強弱)を利用して有害かそうでないか、また、快か不快かなどが分かります

 

鍼灸学校に通っていた頃、知人に誘われてある勉強会に参加しました
それが耳鼻科医の樋田先生の講座でした

内容がオーリングテストに関するものです

オーリングテストとの出会いでした

 

樋田先生は耳鼻科医ですが、診断にオーリングテストを取り入れています

患者の体に合う薬をオーリングテストで決めています

食べ物やクスリ、サプリメントなど、体の筋肉の反応で分かるのがオーリングテストの面白い所です

また、病気の原因を様々な方向からオーリングテストを使い探し当てていきます

 

講座は実習をしながら進みました

二人一組になり、一人が親指と人差し指で輪をつくり(オーリング)そのチカラの強弱を調べます

体に“良い”ものを人の手のひらに乗せると指の力は強く、体に“悪い”ものを人の手のひらに乗せると逆に指の力が弱くなる

 

基本的なオーリングの仕組みです

 

樋田先生は被験者を使い、いろんな<モノ>を調べて行きました

クスリなどをいくつか手のひらに乗せていきます

Aの薬はチカラが入り、Bのクスリはチカラが弱くなる…

 

なるほど、慣れてくるとチカラの強弱が分かるようになります

 

チカラの加減など、慣れないと難しそうですが、「体に悪いもの」を感知するセンサーはありそうだとは感じました

体に良いモノはチカラが強くなる
体に悪いモノはチカラは弱くなる

 

分かりやすい“理屈”ですね

でも、ちょっとだけ疑問になったのは、被験者の手のひらに乗せる<モノ>は薬剤やストレスホルモンなどのサンプルでしたが、ほとんどがプラスチックの容器に入っています

薬のテストをしてるのは分かりますが、プラスチックの影響は無いのだろうか?

他にも、医学的に、科学的に多くの方を納得できるのかいろんな??が出てきます

自分のチカラなんて当てにならない客観性がほぼ無い、主観だけのテストのようにも思えます

 

ただ、樋田先生はこのオーリングテストが凄い、といって自慢しているような方ではないことは分かりました

そのお話しの仕方にはとても<人柄>を感じました

樋田先生の診療にも興味が沸いてきました

 

 

オーリングテストを使った診療はどうやっているのか?確かめたくて、先生の診療を見学させていただくことになりました

鍼灸学校に通いながら、ときどき先生の診療を訪ねることにしました

そこでの体験がいまの「藤井治療院」の診療に繋がることになっていくのです

 

樋田先生の診療風景はどのようなものでしょう・・・・続く