オーリングテストをご存知ですか?~その②~

耳鼻科医の樋田和彦先生は診療にオーリングテストを取り入れています

クスリの処方もオーリングテストで決める…樋田先生の紹介をするときに皆さんはビックリされます
※樋田和彦先生:ヒダ耳鼻咽喉科院長、日本ホリスティック医学協会顧問

ヒダ耳鼻咽喉科HP

さて、実際の診療の風景はどんな感じでしょう

先生と患者さんは小さなテーブルをはさんで対面です

ここを訪れる方は、耳鼻科領域の病気だけでなく“なんとなく”調子が悪い方やいわゆる末期的な症状の方など様々です

近隣にお住まいの方やはるか遠方の方まで、問題を抱えた方は距離が関係なく“助け”を求めて来院されます

 

「どうされました?」

から始まる問診、そして世間話、“無機質なカラダ”に対しての治療ではなく、目の前の<ひと>との会話が展開していきます

 

オーリングテストはその<会話>の間に行われます

先生と患者、そして仲介役の助手の指の筋力(オーリングテスト)でカラダの異常個所を調べます

患者さんは手のひらを出します

手には全身のツボがあり、身体の異常を調べることが出来ます
(足の裏や耳にも全身を現す縮図のようなツボがあるのは知られているところです)

 

例えば、手のひらにある胃を現すツボに助手が伝導体である金属棒を当て、胃に異常があるか無いかを助手の指の筋力で確認します

筋力が下がれば異常がある可能性があります

 

胃に異常を示す筋力低下がみられたとします

そこで、患者さんのもう一方の手のひらにクスリを乗せて見ます

 

チカラが弱くなるクスリは有効ではない、という判断が出来ます

病名ではなく、その人のカラダに合う薬が処方されるわけですね

 

カラダに合う<もの>を探すときに力が変化をすることは良く分かります

そして、家族関係や仕事場での悩みなどを話しているときもオーリングテストで筋力が弱くなる現象が起きることもあります

 

仕事はどうですか?

お父さんの様子はいかがですか?

 

など、その人を取り巻く様子を伺いながらオーリングテストをくりかえすと、特定のヒト、特定の場所、特定の時間などに筋力が下がるパターンが見えてきます

 

家族や親せき関係、仕事場での人間関係などで特別に負担を感じているヒトなどが<反応>することがあります

 

今感じている不安や不満、体からのサインを樋田先生は患者さんにお話しされます

「じつは・・・」と言って本音を語り始めるかたもいます

 

本当はこのことで困っている、と先生の前で堰を切ったように話し、すこし落ち着いたところで再びオーリングテストでのチェックをすると、先ほどの筋力が低下する反応が消えていることもあります

 

病(やまい)の状態では無くなっているのです

 

病気を治すにはその異常個所の修理ではなく、そうなった原因を探っていく

病気の部分ではなく、その人丸ごとを治す

 

 

オーリングテストはその原因を探るための絶好の手段になります